大阪市平野区の婦人科、産科なら高木レディースクリニック。各種検診、不妊治療も行っております。

以前努めていた大学病院では、産科を専門としていました。特に手術に注力し、患者さんの体への負担を考えて、できるだけ時間を短く、出血量の少ない手術に努めていました。開業してからは、簡単な日帰り手術などを行っていますが、今も知り合いの病院で、帝王切開の執刀を手伝っています。

現在はこのクリニックで、日本産科婦人科学会認定の産婦人科専門医、母体保護法指定医として、分娩施設のある病院と連携し、32週目までの妊婦健診など、妊娠9カ月までの母親と胎児を責任持って見守っています。

診察の際には、患者さんの訴えをよく聞くように努めています。特に初診の方には、当院に来た理由や悩みなどをよく伺い、丁寧に診察しています。また、治療や診断にあたり、出産や流産経験、お子さんがいる方には子どものことも含め、お話しいただける範囲でお聞きしています。そのため、話しやすい雰囲気づくりにも心がけています。

そういったお話の内容はカルテに書きとめ、次に来院された際に患者さんのお気持ちに添って診療できるよう、工夫しています。電子カルテのため、どうしても入力しながらになりますが、できるだけ患者さんの顔をみて、お話しするようにしています。

入院施設のない医院やクリニックでは、症状をしっかりと見極めたうえで、必要に応じて病院への紹介が必要になります。当院では、今までの経験や人脈を活かし、婦人科の手術、内視鏡、不妊など、それぞれによりよい治療が受けられる病院へご紹介できるよう、尽力しています。その際には、アクセスなどの利便性や経済的な面も配慮いたします。

また、出産については、産科セミオープンシステムに対応しています。これは妊娠9カ月位（当院では32週目）までは地域のクリニックなどで受診し、その後は分娩を予約している施設に移るというものです。ご自宅から遠いことも多い分娩施設まで妊婦健診などに通うことなく、気軽に受診できるなどのメリットがあります。

このシステムでは、妊娠初期に分娩施設を決め、一度受診して、診察券とカルテをつくっていただきます。そのため、地域の医院の診療時間外に、万一、出血やお腹が痛くなってしまったなどのトラブルがあっても、分娩施設の病院が対応できます。当院では、約10施設と連携しています。なお、産科セミオープンシステムは、持病や合併症などのない妊婦さんが対象となっています。

患者さんに、以前の診断がどのような病名だったのか聞くと、「分からない」とおっしゃる方もいて、ご自分の病名を把握されている方が少ない気がしています。

当院では、病名をしっかりと伝えます。さらに問診や検査結果、治療法などをしっかりと、分かりやすくご説明するように努めています。また、場合によっては、説明しながら、紙にメモを書いたり、渡したりしています。